NISAで狙う!高配当株の魅力とおすすめ銘柄

投資

NISAとは?そのメリットとデメリット

NISA(少額投資非課税制度)とは、一定の範囲内で投資を行うことで税金を免除してもらえる制度です。そのメリットとデメリットを解説します。

NISAメリット

非課税

NISA口座での投資収益(配当や売却益)が非課税となり、所得税や住民税を支払う必要がありません。

 

資産形成

長期的な資産形成を目指すことができます。非課税制度を活用することで、複利効果を最大限に活かすことが可能です。

 

投資の幅広さ

株式や投資信託、ETF(上場投資信託)など、幅広い投資商品を選ぶことができます。

 

シンプルな手続き

証券会社や銀行で簡単にNISA口座を開設でき、取引も容易に行えます。

 

NISAのデメリット

投資限度額

年間の投資限度額が設定されており、一定額を超える投資は非課税の対象外となります。2021年以降、20歳以上の成人は年間120万円、20歳未満の未成年は年間80万円までとなっています。

 

期間制限

NISA口座での非課税期間は、口座開設から5年間です。その後は、一般的な税制に戻ります。しかし、来年から始まる新NISA制度で期間制限は撤廃されることになっており、デメリットが一つ消えることになります。

→新NISAとは?いつから始まる?どう変わる?4つの変更点と特徴を徹底解説

 

損失控除不可

NISA口座での投資損失は、他の所得との相殺や繰越控除ができません。

 

積立投資の制限

一部の証券会社では、積立投資に制限がある場合があります。

 

→NISAとは?簡単に初心者にもわかりやすく、メリット・デメリット・注意点を解説!

 

 

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高配当株の魅力

高配当株の特徴や魅力、定期的な収益を生み出すことで資産形成に役立つ理由を紹介します。

高配当株とは?

企業が株主に対して高い配当利回りを提供する株式のことを指します。配当利回りは、1株あたりの配当金を株価で割った値で表され、そのパーセンテージが高いほど高配当とされます。高配当株には以下のような魅力があります。

 

定期的な収益

高配当株は定期的に配当金が支払われるため、株価の変動に関係なく一定の収益が期待できます。これは長期的な資産形成やキャッシュフローの確保に役立ちます。

 

複利効果

配当金を再投資することで、複利効果を享受できます。時間と共に利益が積み重なることで、資産の成長が加速します。

 

業績の安定性

高配当株は、しっかりとした利益を上げている企業が多く、ビジネスが安定していることが一般的です。そのため、経済の変動に対して比較的安定した投資対象となります。

 

株価下落時の緩衝効果

高配当株は、株価が下落した際にも一定の収益が得られるため、投資家のリスクを緩和する役割があります。

 

タイムリーな利益確定

高配当株による配当金収入は、株価の上昇を待たずに利益を確定させることができます。これにより、投資家はよりタイムリーに利益を享受できます。

 

 

高配当株は上記の魅力から、資産運用やアーリーリタイアのライフプランなど長期的な投資戦略において重要な役割を果たします。

ただし、高配当株の選び方やリスク管理も重要であり、企業の業績や財務状況を十分に検討する必要があります。

高配当株の選ぶ時のポイント

高配当株の選び方やリスクを理解し、賢い投資を行う方法を解説します。

配当利回り

高配当株の基本的な指標である配当利回りをチェックします。高い配当利回りが魅力的ですが、過度に高い利回りはリスクを伴う場合があるため、適切な利回りを選ぶことが重要です。

配当の持続性

企業の利益が安定的で、長期的に配当を継続できるかどうかを確認しましょう。過去の配当履歴や企業の業績・財務状況をチェックすることが重要です。

成長性

長期的な投資においては、企業の成長性も重要な要素です。成長が見込まれる企業は、今後の配当増加や株価上昇が期待できます。

業界の安定性

企業が属する業界の安定性も考慮しましょう。景気に左右されにくい業界や成長が続く業界に投資することで、長期的な安定性が得られます。

株価の割安性

株価が割安である場合、将来的な株価上昇の余地があります。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの指標を用いて、割安な銘柄を見つけましょう。

優良な高配当株の具体的な探し方

 

高配当株銘柄を雑多にを取得する

Yahoo!ファイナンスから高配当株ランキングや投資系YouTuberの高配当株ランキング、ニュースや証券会社が薦めている高配当銘柄を雑多に取得します。

ここでは偏見持つ、詳細の分析などはせずにとにかく情報を集めます。とにかく利回りを重視するならランキングの上から順に50件取得し、分析を進めることをおすすめします。

 

IR BANKを使って「過去の業績」を見る

過去の情報でどこをどのように見ればいいかは後ほどお伝えします。ここでは、項目のみを共有します。

・売上高
・EPS
・営業利益率
・自己資本比率
・営業活動によるCF
・現金等
・一株あたり配当金
・配当性向

※ピーターリンチが見ている項目
・ネットキャッシュ
・PEGレシオ※ウォーレン・バフェットが見ている項目
・ROE
・EPS
・BPS

企業HPで最新の業績や情報を見る

WEBで取れる情報と実際に商品を使ったりして得られる情報があるため、徹底的にやるなら商品を買ったり、問い合わせをして、取り組みや姿勢をチェックするのもいいでしょう。

ファンダメンタル分析を行っているピーター・リンチもアナリスト時代は、企業訪問に力を入れていたという程、数字以外の情報は非常に投資判断に役立つ情報があると考えていいと思います。

 

 [1]~[3]を基にチェックリストを使って買うべき銘柄をピックアップする

[1]~[3]の情報を基に買うべき銘柄をピックアップして、自分だけの高配当株リスト(金のニワトリ)を作りましょう。

この全ての銘柄の利回りが自分の考えている利回りを上回っているか、銘柄のセクター(業界)に偏りがないか、どこにどれくらいの投資をするかなどを決めていきましょう。

景気敏感株などは、30%~40%に留めておくことをおすすめします。

 

高配当株のリスク

過度な高配当リスク

過度に高い配当利回りは、企業の業績が悪化していることを示す場合があります。そのため、利回りだけでなく企業の業績や財務状況も確認することが重要です。

業績の悪化リスク

企業の業績が悪化すれば、配当金が減額されるか、配当停止になる可能性があります。そのため、業績の安定性や成長性を重視しましょう。

株価下落リスク

高配当株でも、市場の変動や企業の業績によって株価は下落する可能性があります。そのため、リスク分散のために

 

おすすめ高配当株銘柄

厳選した国内・海外の高配当株銘柄を紹介し、それぞれの特徴や投資のポイントを説明します。

国内のおすすめの高配当株銘柄

現在、だいぶ上がってしまった銘柄ばかりなので、キャピタルゲインを狙う場合、少しリスクが高いですが、配当金を長期でもらっていきたいと思っている方であれば、下記のデータは参考になると思います。

画像は転用いただけないですが、ダウンロードして保存していただいて構いません。

また、NISAでは高配当株銘柄をうまく詰め込んでくれている投資信託やETFがないので、個別で購入することをおすすめします。

 

海外の高配当株銘柄

日本株と違い、海外の高配当株は個別で購入するよりETFで購入する方がメリットが多くあります。

高配当を軸に考える場合、以下の3つのいずれかを購入することをおすすめします。

SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)

SPYDは、S&P 500指数のうち、高い配当利回りを持つ80銘柄を追跡するETFです。このファンドは、さまざまなセクターに分散された高配当株に投資することができます。運用資産は大型株が中心で、安定した業績と配当性向を持つ企業が多いです。

 

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)

VYMは、米国の高配当利回り株に投資することを目的としたETFで、米国株式市場のうち高い配当利回りを持つ上位銘柄を追跡しています。VYMは、セクターのバランスが取れたポートフォリオを提供し、長期的な資産形成に適した投資対象となります。

 

HDV(iShares Core High Dividend ETF)

HDVは、米国株式市場における高配当銘柄に投資することを目的としたETFで、安定したキャッシュフローと配当成長が見込まれる75銘柄を対象にしています。HDVは、良質な高配当銘柄を選び、安定した配当収益を目指す投資家に適しています。

 

 

NISAで高配当株を購入する手順

NISA口座を開設し、高配当株を購入する具体的な手順をステップバイステップで解説します。

NISA口座の開設

まず、証券会社や銀行でNISA口座を開設します。口座開設の際には、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)やマイナンバーカードなどが必要となる場合があります。インターネット証券ならば、オンラインで簡単に手続きができます。

資金の入金

NISA口座に資金を入金します。口座への入金方法は証券会社や銀行によって異なるため、指定された方法で入金してください。

高配当株の選定

次に、投資対象となる高配当株を選定します。先に述べた高配当株の選び方やリスクを考慮し、自分の投資目的やリスク許容度に合った銘柄を選んでください。

注文の発注

選定した高配当株をNISA口座で購入するために、注文を発注します。通常、証券会社や銀行の取引画面から、購入したい銘柄のコード、購入株数、注文方法(成行注文や指値注文など)を入力し、注文を確定させます。

注文の確認と約定

注文が約定すると、購入した高配当株がNISA口座に保有されます。約定後は、取引画面や口座残高の確認画面から購入した銘柄の保有状況を確認できます。

配当金の受取

高配当株から配当金が支払われると、NISA口座に入金されます。非課税の範囲内であれば、配当金に対する税金はかかりません。ただし、非課税になるのは日本国内の税金のみですので、米国株など海外での税金はかかります。

まとめ

NISAを利用して高配当株に投資することで、資産形成に役立つ可能性があることを総括します。適切なリスク管理と銘柄選びを行うことが成功への鍵です。

NISAで高配当株を狙う場合、積み立てではなく、個別株を投資する流れが基本になるかと思いますので、それなりに知識をつけた上で、一般NISAを利用して投資をしていきましょう!

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