ChatGPTとImage Creatorで絵は描ける
実際にChatGPTとImage Creator(Microsoft Edge/bing内の機能)で描いた絵がこちら。
文字制限があるため全てのワードを入れられなかったのですが、キレイな女性の絵は描けました。
ChatGPTとは
OpenAIによって開発
ChatGPTとは、大規模な自然言語処理モデルの一種であり、OpenAIによって開発されたものです。2023年3月15日にChatGPT-4がローンチされ、ビジネス界隈のざわつきがあらゆるところで伝わってきます。
自然言語で会話が可能
ChatGPTは、普段私たちが話す言葉(複数の国の言語に対応)を使用し、あらゆるトピックについての質問に答えることができ、文章生成、文章要約、翻訳、意味の解析などのタスクにも使用されます。
また、高度な自然言語処理技術を駆使し、人間とコンピューターのコミュニケーションを改善することができます。
ChatGPT-4は有能だが有料
2023年にローンチされたChatGPT-4は今までの、ChatGPT-3やChatGPT-3.5などに比べ飛躍的に処理能力が上がっています。
その能力は、過去5年の日本医師国家試験、全てに合格した秀才です。
この時点で、日本人の上位数%に位置する学力を持っていて、それに加えてビックデータから情報を瞬時にピックアップし、まとめてアウトプットできるため、全世界の数%の能力を持っているといっていいでしょう。
その脳みそを月数千円で借りられるとなれば使うほかないかと思います。
ChatGPTだけで絵は描けない
ChatGPTはテキストベースのAIツールなので、単体で絵を描くことはできません。
念のため、間違いないかChatGPTに”ご本人”に絵を描けるか聞いてみました。
やはりChatGPTだけで絵は描けないようなので、他のツールに手助けをしてもらうことが必要です。
ChatGPTにおすすめのツールを聞いてみた
ChatGPTと合わせて使うなら?を聞いてみた
上記の通り、普通の回答しか返って来ませんでした。
それもそのはずで、2023年4月時点では、2021年9月までの情報までしか持っていないので、最新の情報を基に提案をしてくれません。
OpenAIが新たに発表した「DALL-E」や2022年に世界の絵描きさんを驚かせた「midjourney」などは選択肢にないのです。
ChatGPTと画像生成AIを活用した絵の描き方
ChatGPT+Bing Image Creator
冒頭で紹介した絵は、ChatGPTとBing Image Creatorで描いた絵です。
プロンプトと呼ばれる行動指針(AIが的確に行動するように指示すること)を的確に示してあげれば、誰でもプロのような絵を描けます。
手順は以下の通りです。
①ChatGPTに描きたい絵の特徴を伝える
②ChatGPTから得た回答(特徴)をChatGPTに簡潔にまとめてもらう
③②と同時にChatGPTに同時翻訳してもらう
④翻訳した英語をBing Image Creatorに入力する
⑤絵が完成
▼ Bing Image Creatorの始め方やImage Creatorの詳細
ChatGPT+midjourney
midjorneyの方が
手順は以下の通りです。
①ChatGPTに描きたい絵の特徴を伝える
②ChatGPTから得た回答(特徴)をChatGPTにまとめてもらう
┗この時に箇条書きで、50語や25センテンスくれますか?と聞くとうまくまとまります。
③②と同時にChatGPTに同時翻訳してもらう
④翻訳した英語をmidjourneyに入力する
⑤絵が完成
midjourneyは基本有料
midjourneyは基本有料で使うことになります。
一番安いプランだと1000円強で200回/月の指示を出せます。無制限に作っていきたいなら3000円強のプランが必須です。
ChatGPT+stable diffusion
500~700pxほどの小さい画像で楽しめればいいのであれば、無料で使えます。
サイト中央のStable Diffusion Playgroundの入力ボックス欄に英語で指示してあげれば簡単に絵が描けます。
使った印象は、midjourneyと似ていいて、プロンプト(指示)が曖昧だとあまり思っているものとは違うものが出て来ます。
上記はピカソとゴッホの才能を融合させた脳を持つ人(架空の人)が描いた絵です。意外といい線行ってる気がします。
ChatGPTとImage Creatorで実際に作った画像
25世紀の近未来
女性の顔アップ
ゴッホとピカソの絵を融合
音楽スタジオでドラムをたたくパンダ
縁側で月を見る老夫婦
イメージは後者の方が近いのですが、ディティールが弱く、不採用
氷河期にタイムスリップした高校生
中世ヨーロッパとフランケンシュタイン
北極で日光浴する男性
▶Bingの画像生成AI「Image Creator」の詳しい使い方
ChatGPTとImage Creatorでうまく絵を描くコツ
意外と勝手に描写をしてくれることを理解する
midjourneyも使っている私からすると、Image Creatorは少ない情報でも意外としっかり描いてくれます。
冒頭でも紹介した「近未来の街並み」は、このように指示しました。
A futuristic cityscape with advanced 25th-century science
イメージに近いものが出てきたので、なかなかの描写力です。
特徴を簡潔に伝える
上記のように、特徴を簡潔に伝えるだけで、あそこまで高画質の画像を作ってくれるので、なかなかもんです。
ゴッホとピカソの才能を融合した絵画を描いてもらうべく、双方の特徴を抜粋して、指示したらこんな感じの画像が出て来ました(笑)
stable diffusionに描いてもらった絵とはタッチが全然違いますね。Image Creatorはピカソ寄りで、stable diffusionはゴッホ寄り。
同じ文章を投げているのに全く異なる画像が生成されるのは非常に興味深いですね。
まとめ
簡単に絵を描きたいならImage Creator、こだわりを持って絵を描きたいならmidjourneyがお勧めです。指示さえ間違えなければ、画力がなくても、キレイな絵は簡単に書けます。
今も最も熱い言語は、、、英語かもしれませんね。